多くの皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。
初の試みで、何かと至らないこともあったかもしれませんがご容赦いただければ幸いです。
日ごろより、皆様方には岡谷南高校に対し温かなご声援をいただき、心から御礼申し上げます。
昭和16年、地域社会の発展には教育が必要であるという岡谷市民の熱い願いにより長野県岡谷中学校が開校し、80周年を迎えました。戦時中であったにも拘らず、巨額の金額を投じて学校創設の大偉業を成し遂げた先人の方々の功績に令和の時代から改めて敬意を表するところです。
学校の設立にあたり窪田茂喜初代校長は「若い時から小ぢんまりと鋳型にはめることなく、自由で幅の広い人間を造りたい」と考えていました。昭和16年4月6日に挙行された第1回の入学式のことを、「窪田校長から『人となれ』」と強く教えを受けたことがあざやかに思い出され、今も、私の人生のバックボーンになっている」と卒業生は後に述べています。
令和の時代になっても窪田校長の教育理念の下、他人の評価や失敗を気にせず、自由に様々なことに自ら挑戦し、いろいろな人と出会い話をし、学問以外の知識も吸収して、実体験で話ができる幅の広い人間に南高生が成長するよう職員、生徒ともに一層の決意を新たにするところです。
私も南高OBとして、校歌の「これぞ我らが愛する母校」とありますように、この先も、生徒や卒業生の皆さまにとって誇りと思える学び舎であり続けるよう努力、精進して参りますので、今後とも皆様の変わらぬ御指導・御支援を賜りますようお願い申しあげます。
岡谷南高等学校が開校80周年を迎え、記念式典をみなさまと共にお祝いできますことを心よりお慶び申し上げます。記念事業の芸術展は、コロナ禍で南高祭当日の展示はかないませんでしたが、同窓会のみなさまが中心となって式典に合わせて企画していただきました。「南高80周年へのメッセージ」として、同窓生に母校への想いを寄せていただき、生徒のみなさんに南高の良さを感じてもらえる良い機会となり、PTA一同、心より感謝いたしております。
岡谷南高等学校は、自然に恵まれた環境にあり、生徒は文武両道を目指して日々努力を続け、進路実績やクラブ活動などで大きな成果を上げています。何事にも一生懸命取り組み、明るく元気な姿勢は、昔から受け継がれる校風です。80年にわたる歴史を積み重ねられましたことは、先生方や諸先輩のご努力と、熱い指導の賜であり、そこに築かれた素晴らしい伝統は、PTAとしても大変心強く感じられます。
現在、岡谷南高等学校で学んでいるみなさんには、この素晴らしい歩みをぜひ、今後の人生に生かしていただきたいと思います。開校80周年を契機に、本校のさらなる発展を祈念いたしますとともに、今後も変わらぬみなさま方の温かいご支援、ご協力をお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。
私は学校の魅力を挙げていくうえで大切になってくるものの一つに「雰囲気」が必ずあると思います。私がこの学校を受験する際も、決め手となったこととして「落ち着いている校風」や「雰囲気が良い」が強くありました。岡南生の皆さんもこういった理由で入学された方も多いのではないでしょうか?さらに、私が思うにはその学校の雰囲気は=学校の歴史なのではないでしょうか?雰囲気というものは初めからそこにあるわけではなく、人が来て、環境が整い、年月を経て創り出されているものだと思います。そして現在の雰囲気や校風、イメージへとつながってくると思います。この岡南も今年で創立80周年という記念すべき年を迎えました。80年間で様々な変化もあり、時代の変動に揉まれてきましたが、そのような過程で先輩方が築き上げてくださったおかげで今の岡南の雰囲気があります。
今後10年、20年と時代の多様性と共に変化していくかもしれませんが、今まで受け継がれてきたものを次に繋いでゆくために、そして私たちの岡谷南高校をより良いものとしていくためにバトンをつないでゆきたいと思います。